アダストリアと新静岡セノバが協業し、商業施設で働くショップスタッフのサステナブルな働き方を実現する『ささえあう 働く時間プロジェクト』がスタート
近年はSDGsが採択されたことで、企業の働き方に注目が集まっています。日本ショッピングセンター協会(以下「SC協会」)では、ショッピングセンターで働く人々の満足度向上を掲げたES宣言を出すなど、業界としてもサステナブルな働き方が求められています。
このような状況を受け、アダストリアと新静岡セノバは、テナントとデベロッパーという両者の立場で商業施設の営業時間のあり方を見直し、ショップスタッフの働き方のムリ・ムダをなくす試みとして、『ささえあう 働く時間プロジェクト』を発足しました。
商業施設には安心して働きやすい環境を整備することはもとより、魅力あるショップの出店や人材が働きたくなる環境の提供が求められています。ショップスタッフのワークライフバランスを向上させることが、商業施設と周辺地域の活気にもつながると考えています。
当プロジェクトにて、アダストリアが提案するのは、営業時間に”コアタイム“を設定し、開店・閉店時間は各ショップの裁量で設定できる「営業時間フレックスタイム制」、新静岡セノバが提案するのは、全館休館日に加え各ショップが年に2日休業日を設定できる「店舗別休業日の導入」です。
今後は二者間に留まらず、趣旨に賛同する企業を募り、業界全体でプロジェクトを推進していく方針です。なおプロジェクト推進に伴い、業界団体に対してプロジェクト推進組織設置の働きかけや、商業施設関係者を対象にした事例共有会などを実施予定です。当プロジェクトを通して、業界全体によりサステナブルな働き方を提案して参ります。
■新静岡セノバ『トライ!はたらく時間PROJECT』について
従前より、新静岡セノバはショップスタッフのES(従業員満足度)向上に力を入れてきました。今回、当プロジェクトの一環として新静岡セノバが始動させた『トライ!はたらく時間PROJECT 』は、新静岡セノバのES活動のネクストステージです。ショップスタッフのQoL向上・楽しく長く働き続けられる環境づくりを推進し、スタッフの元気がお客さまへ地域へと波及していくことを願っています。アダストリアが提案する「①営業時間フレックスタイム制度」に加え、全館休館日以外に各テナントが年に最大2日休業日を設定できる「②パワーチャージ休暇制度」 、飲食・食物販ゾーンの 「③営業時間短縮」の3つのトライを掲げ、プロジェクトをスタートさせます。
■商業施設の働き方改革に関するアンケート調査
「ささえあう 働く時間プロジェクト」では、商業施設の働き方改革に関して、20代~60代の男女1,560人を対象
にアンケート調査を実施しました。調査の結果、多くの方が商業施設の働き方改革に「賛成」と答えました。