私たちにとって「ファッションをもっと楽しむ」とは

Players File

茨城ロボッツ公式ダンスチーム「RDT」で活躍するディレクターコンビが登場!

2017年よりB.LEAGUE所属のプロバスケットボールチーム「茨城ロボッツ」のメインスポンサーを務めるアダストリア。これまで、さまざまなかたちでロボッツを盛り上げてきました。
今回は、茨城ロボッツ公式ダンスチーム「ロボッツダンスチーム(通称RDT)」よりオファーを受け、2024-25シーズンより着用する衣装のフルリニューアルを一緒に監修!新衣装のコンセプトである「レトロフューチャー」に合わせて、エンブレムも新たに提案・制作しています。
本記事では、RDTのディレクターを務める熊瀬 成美さんと三上 結以さんが登場。衣装の制作秘話やRDTの活動内容、ディレクターの役割についてなど、さまざまなお話を聞きました。

スポーツの盛り上がりに欠かせない、
チアダンスの世界観を演出する2人。



熊瀬:RDTのディレクター、熊瀬です。今日は新しくつくった衣装のサンプルチェックのためアダストリアのオフィスに来ました。どんな風に仕上がっているかとても楽しみです!

三上:同じくRDTのディレクター三上です。RDTはプロバスケットボールチーム「茨城ロボッツ(以下、ロボッツ)」の公式ダンスチーム。ゲームのオープニングやハーフタイムなどに登場して会場を盛り上げたり、イベントのMCをしたり、みなさんと一緒に応援したりと日々さまざまな活動をしています。

熊瀬:地域のイベントに出向いてロボッツを広める活動もしていますよね。メンバーはみんなロボッツ愛がとっても強く、「もっとロボッツの魅力を伝えたい!」「もっとゲームを盛り上げたい!」という気持ちで活動しています。


三上:華やかなパフォーマンスでロボッツを盛り上げるのがRDTメンバーの役割なら、私たちディレクターの仕事はチーム全体のディレクション。どんなパフォーマンスにするかを考え、振り付けを決め、それをメンバーに指導して…仕事は多岐にわたります。

熊瀬:ロボッツは「ロボット」を由来に持つバスケットボールチームなので、私たちはサイバー感や未来感のある演出を大切にしています。振り付け以外にも、音楽の選定や衣装のデザイン、照明のイメージなど、空間全体で近未来感を感じていただける演出を考えているんですよ。

元気!笑顔!なチアダンスの
パフォーマンスに魅了されて。


熊瀬:私も結以先生も、もともとクラシックバレエを習っていたんです。私は5歳からバレエ一筋でしたが、親戚に「ミュージカルも向いているんじゃない?」と言われたのを機に高校はミュージカル科へ。卒業後は劇団四季で舞台俳優として活動していました。チアダンスを始めたのは劇団の退団後ですね。次のキャリアを考えたときに「チャレンジしたことがない世界に飛び込んでみよう!」と、スポーツチームのチアダンスチームでオーディションを受けたのが始まりです。

三上:私も子どもの頃からクラシックバレエや舞踊などを習っていましたが、「仕事にするならエンターテイメントの道へ進みたい」と考えていました。友人がチアリーダーのオーディションを受けたのを知り、そこからチアに興味を持ったんです。スポーツやGTレースなどさまざまなジャンルのチアを体験しているうちに、チアの世界にどっぷり浸かっていきました。


熊瀬:チアダンスの第一印象は「開放されている」。青空の下、自由なパフォーマンスで思いっきり自分を出して、観ている人を引っ張っていく光景に圧倒されましたね。

三上:チアのイメージは「元気」「笑顔」。クラシックバレエのような洗練した美しさも素晴らしいですが、観ているだけで「負けないで!」「応援してるよ!」の気持ちが伝わってくるあのパワーが大好きなんです。

固定観念にとらわれない働き方で、
夢と子育てとの両立を。


熊瀬:私たちがRDTのディレクターになったのは2022年。最初は私にオファーが来たんです。ダンスチームのディレクターになるのは昔からの夢でしたが、まだ子どもが小さいため、「子育てとディレクターの両立が務まるか」がとても不安でした。でも、すぐに結以先生の顔が浮かんだんですよね。「1人が不安なら2人でやればいい!」と。実は私たち、16年来の友人でもあるんです。彼女が私と同じようにディレクターを目指しているのを知っていましたし、私と結以先生は子どもの年齢も同じ。仕事の夢も子育ての悩みも共有できる彼女とならきっとうまくいくという自信があり、オファーが来たその場で「もう1人、とっても有能な人がいるんです!」と、結以先生を推薦していました。

三上:彼女からディレクターに誘われたとき、あまり驚きや疑問はなかったですね。すぐに「やるやる!」と返事しました。

熊瀬:ディレクターが2人いるダンスチームは珍しいですが、私はむしろ2人の方がバランスも取りやすいと感じますね。性格もタイプもまったく違いますが、しっかり者の結以先生がチームをまとめて引導し、私が一人ひとりのケアやサポートに回る…という風に、補い合いながら活動できています。


三上:私たちは、普段から自分の意見をハッキリと言い合います。「それは違うと思う!」と想いをぶつけるからこそ、スムーズにいく場合も多いですね。それに、お互いに家庭の事情もよくわかっているから、どうしても…というときは仕事をお願いしたりして、助け合いながら頑張っています。

つくる人も、着る人も、観る人も。
誰もが「Play fashion!」を感じる衣装が完成!


熊瀬:私もチアリーダーとして活動していたからこそ感じますが、日本は海外に比べてスポーツやチアダンスの変化がかなりゆるやかです。だからこそ「日本のチアをもっと変えていきたい!」という想いが強いんですよね。「チアってこういうもの」と固定観念にとらわれず、「こんなこともできるんだよ!」と、日本だからこそ、RDTだからこそできる独自のパフォーマンスを生み出していきたいですね。今回の衣装づくりも、そうした想いを込めています。

三上:ちょうど、ロボッツの演出を新しくしたいという話も出ていたこともあり、そのタイミングで「衣装も変えよう!」となったんです。2人で何度も考えて、ようやく決まったコンセプトが「レトロフューチャー」。1970年代の日本をモチーフに衣装をつくっていきました。

熊瀬:1970年代は大阪で万博が開催されるなど、日本全体が活気に溢れていた時代。誰もが未来に希望を抱いていた当時の文化や熱量が、これからのロボッツが目指す世界観にもピッタリだと思いました。それに、今の私たちから見ても70年代ファッションはとてもかわいくて、近未来的なイメージがありますよね。2人して「これだ!」となりました。

三上:「こんなイメージがいい」「これもいい」「じゃあここにこんな要素を入れよう」と、とにかくアイデアを送り合いましたよね。

熊瀬:そうそう、結以先生のアイデアを私がイラストに描いて。


三上:私たち、「いい」と思うものはいつも一緒なんですよね。提案されたデザイン案を見たときも「どれがいいと思う?」「私はこれ」「私も!」という風に、あっという間に決まっていきました。

熊瀬:RDTのオリジナルエンブレムもアダストリアのみなさんに新しくつくってもらいましたが、これもいくつかあった案から「これがいい!」と2人とも即決でした。


三上:このエンブレム、スタイリッシュだけどかわいらしい雰囲気もありますよね。

熊瀬:なんだか変身できそうなデザインですよね!2人ともすごく気に入っています。衣装やエンブレムのことを考えている時間はずっとワクワクと希望でいっぱいでしたよ。つくっている時間すべてが楽しかったです。

三上:うん、私も楽しかった!この衣装はアダストリアのみなさんを始め、たくさんの方が時間をかけて、こだわって、こだわってつくってくれたもの。RDTのメンバーにはその想いをしっかり受け止め、素敵な衣装がさらに輝くような立ち振る舞いやパフォーマンスをしてほしいなと思いますね。


熊瀬:アダストリアは「Play fashion!」をミッションに掲げていますが、この衣装は正にその通りだったと感じます。これを着てパフォーマンスをするメンバーはもちろん、それを見るロボッツの選手やブースターのみなさまも、絶対に楽しんでくれるはず!もう既に会場で衣装を披露したときのリアクションを想像しちゃって、期待が先走っています(笑)。

三上:空間の演出や音楽の選定、振り付け…新衣装のデザインを起点に、RDTのパフォーマンスがもっと変わっていくと思います。これからのRDTに、ぜひ期待してもらいたいですね!







<RDT>
茨城ロボッツ公式ダンスチーム。チーム名のRDTは、「ROBOTS DANCE TEAM」の略。ロボッツのホームゲームを華やかに彩り、オープニングやハーフタイムのパフォーマンス、タイムアウト時に登場し、会場を盛り上げます。
唯一無二の非日常空間で、新たな感動を生み出すエンターテインメントチームとして活動しています。
公式Instagram:@rdt_ibarakirobots



熊瀬成美(くませ なるみ)
劇団四季や多数のスポーツチームのチアリーダーの経験を持ち、TV・CM・映画などにも多数出演。
チアダンスをはじめ、さまざまなジャンルのダンスクラスで講師を務め、初心者からプロ育成まで幅広い指導歴がある。
現在は茨城県内にてチアダンススクールの普及、指導、若手講師の育成などにも力を入れている。

三上結以(みかみ ゆい)
多数のスポーツチームのチアリーダーの経験を持ち、TV・CM・アーティストバッグダンサーなどにも多数出演。
2014年に自身のダンススクールを開校し、アメリカで行われた世界選手権THE DANCE SUMMIT ファイナリスト、全米大会JAMFEST SUPPER NATIONALSでは準優勝に導く。
現在は(株)Y.C.D 代表取締役として指導に加え育成にも力を入れている。


Recent

Play fashion! HOME