私たちにとって「ファッションをもっと楽しむ」とは

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「迷ったらやってみる!」それが、キャリアの悩みをなくすコツ。

アダストリアでは、社員が「自分のキャリアを自分で描いていく」ためのキャリア拡大支援プロジェクト「キャリカク」を2022年よりスタートしています。今回は、店舗で店長として働きながらキャリカクの「商品提案」にチャレンジし、その経験をきっかけに本部のMD職へとキャリチェンジした北川 香純さんが登場!「30代になって働き方について悩むことはふえたけど、地元を離れる気はまったくなかった」と話す北川さんが、MDになると決意するまでのお話を伺いました。

※商品提案:店舗での接客を通してお客さまからいただいたご意見を反映した商品提案やブランドの会議に参加し、お客さまの動向を伝えるなどの取り組みを行う役割。


「地元でずっと働きたい」
その想いを変えた、「キャリカク」への挑戦。

レピピアルマリオのMD(マーチャンダイザー)として東京の本部に異動して、今でちょうど1ヶ月ぐらいですね。それまでは地域限定職の店長として関西エリアで働いていました。私、もともと地元を離れる気はまったくなかったんですよ。家族もいるし、友達もいるし……新卒でアダストリアに入社したときから、関西に住むことを前提に働いてきました。それが今、こうして本部のある東京でMDとして働いているのは、「キャリカク」に参加したのが大きいですね。

キャリカクは、現場で働くスタッフや地元で働き続けたいと考えているスタッフの「キャリア拡大」を目指してスタートした、アダストリアの新しい取り組み。地域を盛り上げる施策を行う「地域販促」や、スタッフの接客スキル向上を目指す「SSC認定講師」など、いろんなポジションがあります。私は小さい頃から工作や手芸といったものづくりが好きだったので、「商品提案」にチャレンジしました。実際に何度か本部へ足を運び、MDの方とも話し合いながら企画した商品が、このトップスです。



商品の企画に携わるなんて初めての経験でしたが、細かいところまで自分でイメージを考えながら企画を進めていきました。どんな色の生地がいいか、袖部分の膨らみはどのぐらいがいいか、花の刺繍デザインはどうすればいいか……「花びらの色は白がいいけど、真ん中はゴールドにしたい」など、何度もMDの先輩と話し合いましたね。ちゃんとカワイクできたと思うので、たくさんのお客さまに着てもらって、喜んでもらえたら嬉しいです。

キャリカクに参加した当初は「現場で働きながらキャリアの拡大を目指す」ことを考えていましたが、私の場合はこの経験が、現場の店長から本部のMDに転身する大きなきっかけとなりました。


大好きな接客のお仕事。
だけど、「年齢」への悩みが拭えなくて。

レピピアルマリオは、小学生や中学生といった世代のお客さまが比較的多いブランド。「初めて自分で自分のお洋服を選ぶ」という方や、お母さまやお父さまと一緒にお買い物を楽しむ方、お孫さんへのプレゼントを買いに来られる方など、幅広い層の方と出会えるお店です。私はレピピアルマリオで接客をするのが大好きで、店長の仕事にずっとやりがいを感じていました。

店舗って、お客さまのいちばんリアルな声が聞ける場所なんです。例えば、親御さんから「娘が短い丈の洋服を欲しがるけど、この短さだと学校の授業で手を上げるときに肌が見えちゃいそうで……」なんてご相談を受けたり。しかも、そういう声を部長に報告すると、ちゃんと本部まで届いて新商品に反映されるんですよ。現場の声を大切にしてもらえるところも、働きがいにつながっていました。

それでも、20代後半になった頃からですかね。少しずつキャリアに対する迷いも生まれていきました。きっと、20代から30代になるタイミングって多くの人がキャリアについて悩む時期だと思うんです。「今のままでいいのかな」や「もっと自分にできることがあるんじゃないかな」とか。私も、「店長のお仕事は大好きだし、毎日とても楽しい。だけど……」と、やりがいを感じつつもいろいろと悩みながら毎日を過ごしていました。だから、キャリカクがスタートすると知ったとき、「これなら私の悩みが解決されるかもしれない!」と、強く思いましたね。


「今」を変えるには、行動するしかない!
その想いが、上京の決意に。

キャリカクに参加した頃から、部長に「本部への異動は考えていないの?」「MDの仕事には興味ないの?」と聞かれることがふえたんです。何度か聞かれるうちに、「やってみようかな」と考えるようになりました。と言うのも、正直、それまではMDの役割や業務内容がイマイチわかっていなかったんですよ。キャリカクを通じて具体的にイメージできるようになり、少しずつ考え方も変わっていきました。

でも、MDとして働くなら本部のある東京近辺に引っ越す必要も出てくるし……と迷っていたら、両親や友達が「人生一度きりだし、1回は挑戦してみたら?」「何で迷うの?試しに1回行ってみたらええやん」と背中を押してくれたんです。「地元を出たくない」とずっと思っていたけど、よく考えたら地元を出ちゃいけない理由も特にないなと。それでようやく「とりあえず挑戦してみて、うまくいかなかったら関西に戻ってきたらいいか!」と決断できたんです。

挑戦したことでモヤモヤが消えた。
「やってみる!」は、人生に変化を起こしてくれる。

MDになって、毎日の働き方がガラッと変わりました。発注数や在庫の管理をはじめ、全体の数値管理やメーカーさんとの商談、次シーズンのアイテム企画を考えるなど、どの仕事もすごく新鮮ですね。まだまだわからないことだらけで、今はMDの先輩にいろんなことを教わっています。もしキャリカクがなければ、きっと今この瞬間も「この先どうしよう」とモヤモヤしながら、でも自分から具体的なアクションは起こせていかなったはず。「やってみてよかった」と心から思いますね!


私と同じような悩みを持っている人や、アダストリアで働いていてキャリカクに参加しようか迷っている人がいたら、ぜひトライしてみてほしいですね。キャリカクを通じて新しく「やってみたい」が見つかればもちろんいいし、「何か違うな」と思うこともまた、視野が広がるきっかけになるはず。どんな結果が待っているにせよ、絶対に「今」を変えるきっかけになると思います。


「キャリカク」とは?
アダストリアで働くすべてのスタッフが、「自分のキャリアを自分で描いていく」ために生まれたキャリア拡大支援プロジェクト。地域に根ざしたキャリア構築の道や、スタッフ個人の得意やキャリアが活かせるキャリアポジションを新たに新設。一人ひとりがよりワクワクしながら働ける環境づくりを通じて、「グッドコミュニティ共創カンパニー」の実現を目指します。
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