私たちにとって「ファッションをもっと楽しむ」とは

A-People

本気で楽しむ。だから、やりたいことが次々生まれる!

アダストリアには、さまざまなブランドや部署で働く社員がいます。今回「A-People」でご紹介するのは、素材開発部に所属する中村直樹。アダストリアが商品化している独自素材の開発をいちから手がけるなど、多彩に活躍しています。彼が考える素材づくりの観点や仕事に対する姿勢に関するお話を聞いてきました。

ファッションに欠かせない、
素材のすべてを司るポジション。



アダストリアの素材開発には主に3つの領域があります。まず、各ブランドが企画する商品にあわせて生地や素材を手配したり、生産を管理したりする「調達」。それから、企業の成長やお客さまの満足につながる素材を独自に生み出す「開発」ですね。ブランドの担当者たちと一緒に話しあいながら、時には専門技術を持った企業と共同開発しながら、お客さまや社会のニーズに対応した素材づくりに励んでいます。
開発を外部メーカーに依頼している企業も多い中、自社で専門の部署を持っているのはアダストリアの大きな強みですね。30以上のブランドを全国に展開しているというスケールメリットやマルチブランド力を活かして、日々新しいことにチャレンジできています。
最後は「原料」。世の中には、綿やポリエステルといった多様な原料が存在します。どの産地の綿を使えばより良い服がつくれるか、どんな機能をもったポリエステルを使うのがアダストリアらしいかなどを考えて選ぶんです。より良い原料を、よりローコストで手に入れられるよう工夫しています。

独自に開発できるからこそ、
想いを満たす素材ができる。



生地や素材は、目には見えづらいものの、着心地やコストにも関わる重要な部分。例えば、羊毛を使用してつくるウール素材。温かいというメリットがある反面、生地が重い、伸縮性がないといったデメリットがあります。また、ものによってはコストが割高であることも……そこで、ウールの良さを引き立てつつ、デメリットを改善できないかと開発したのが「ウーリーテック®」です。リサイクル素材を使ったポリエステルを採用しつつ、ウールの素材感をリアルに再現。アダストリアらしいサステナブルな観点をしっかりと取り入れた素材になっています。
また、ダウンなどによく使われている中綿素材を、より機能的でリーズナブルにするために開発したのが「エアサーマル®」。保湿性や嵩高性に優れ、軽量という特徴を持っています。これは、衣料品の生産時に発生する端材などを原料に使ったリサイクルポリエステル「RENU™」を原料に用いているんですよ。
他にも、「UDR(z)」や「miulisse(ミューリス)」など、アダストリアが独自に開発した素材はまだまだありますし、これからもどんどん増やす予定です。ライフスタイルの変化や各ブランドの特徴も踏まえながら、お客さまの生活で生じる負を解消できるような生地や素材の開発を目指しています。



つくることを楽しむ。
だから、どこまでも追求できる。

ものをつくる以上、お客さまが求めているもの・お客さまが好きになるものを届けるのは大前提。さらに、調達方法やコストの問題、担保すべき機能性やサステナブル観点の取り入れ方など、やるべき課題もたくさんあります。それらをすべてクリアできるよう、どんな開発や調達の方法があるかを常に模索していますが、それが大変でもあり、楽しくもあるんですよね。僕はアダストリアのブランドが大好きだし、いちユーザーでもあるから、「こんなものがあったらカッコイイな」「こういうのがあれば便利だよね」と思う素材を自らつくってカタチにできるのはめちゃくちゃ面白いなと感じます。
商品化までの道のりは決して短くないですが、自分たちがつくったものをブランドの人も気に入ってくれて、それがお客さまに届くまでの過程を間近で見られるのは大きなやりがい。アダストリアは「Play fashion!」をミッションにしていますが、生産過程でもその言葉が体現できていると思います。



人と人とのつながりが、
ものづくりの糧になる。

アダストリアは全国に店舗を展開する大きな企業ですが、人と人とのつながりがとても近く、深いんです。生産や開発の仕事はお客さまと直接顔を見て関わる機会が少ないものの、各ブランドの人たちがしっかりとその声や反応を伝えてくれます。だからこそ、お客さまのことをいちばんに考えられるし、ブランドの人たちの想いを叶えたいという想いが自然と芽生えるんですよね。
次から次へとやりたいことが思いつきますし、その想いを真っ向から否定されることもない。大抵のことは実現に向けて前進できるし、例え壁が立ちはだかったとしても、どうすれば乗り越えられるかを考えて、やってみようという空気もスケールもあります。もちろん、簡単なことばかりじゃないですが。どんな仕事でも、何に挑戦していても、「Play fashion!」な気持ちでいられるんです。



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