アダストリアグループの特例子会社であるアダストリア・ゼネラルサポート(以下、AGS)とサーキュラー事業を展開する株式会社ADOORLINK(アドアーリンク)が2025年3月1日付で合併し、株式会社WeOur(ウィーアー)が誕生しました。今回は、WeOurが展開する、障がいの有無にかかわらず、誰もが輝ける店舗「OFF STORE エスパル山形店」をご紹介します。
みんなが働きやすい工夫がいっぱいの
インクルーシブ ファッションストア
OFF STOREは、2024年12月6日、エスパル山形の4階にオープンしました。OFF STOREは“服を捨てない”環境にやさしいサーキュラーエコノミーをテーマとしたお店ですが、OFF STOREエスパル山形店は、難聴のスタッフが3名働いているため、様々な工夫を導入したとってもインクルーシブな店舗でもあるんです。
例えば、お客さまとのコミュニケーションを円滑にするために、書き起こしアプリや難聴だという事を示すネーム札を取り入れました。また、複雑なレジでのオペレーションも指差しボードで対応可能です。さらに、車いすも入りやすい試着室など、インクルーシブな工夫が特徴です。
販売員に初めて挑戦!
事務スタッフからアパレルショップ店員へ
オープンを間近に控えた2024年11月には、山形県から飛行機でのアクセスの良い兵庫県・神戸市内にあるOFF STOREイオンモール神戸南店で店舗運営の研修が行われました。事前研修にはエスパル山形店で働く5名のスタッフが参加。
研修では、販売員の心得や店頭での動き方、商品の美しい陳列方法、マネキンの着せ替え方など店舗運営について学びました。ここでも活躍したのが、スマートフォンの書き起こしアプリです。
WeOurでは、働く人の大半が何かしらのハンディキャップを持っています。在籍スタッフの中には難聴スタッフも多く、情報保障として、日常的に書き起こしアプリや筆談ツール、手話でコミュニケーションをとってきました。事務所での工夫が、オープン前研修やお店の運営にも活かされていました。
研修の講師を担当したOFF STORE 神戸南店の店長にとっても、難聴のスタッフへの研修は初体験で、はっきりした声で丁寧に研修を行っているのが印象的でした。
ドキドキとワクワク、
みんなの期待が詰まった新店舗
これまで山形サポートセンターで経理業務を行ってきたスタッフにとって、店頭での仕事は初めてのことばかりです。
「お客さまに後ろから話しかけられて、気づけるかが不安」
「初めてのことばかりで、不安」
と、心配の声がある一方で、お店がオープンすると聞いたときの気持ちを尋ねると、
「即答で“やります”と答えました」
「楽しそうと思いました。挑戦したいと思った」
など、新たな挑戦に前向きな声が多く聞かれました。
これまでは経理の仕事では集中してデスクに向かうことが多かったため、メンバー同士でこんなに話したのも初めてかもしれない!と、研修も楽しんでいる様子でした。
とても頼もしいメンバーです!
OFF STOREエスパル山形店スタッフからのメッセージ
「お客さまが楽しく買い物ができるようなお店にしていきます!スタッフ一同、ご来店をお待ちしております!」
山形県内でアダストリアが展開する複数のブランドの商品が手に取れる店舗でもあります。ぜひお近くにお寄りの際は、ご来店ください!
OFF STORE エスパル山形店について
所在地:S-PAL山形 4F(山形県山形市香澄町1-1-1)
営業時間:10:00~19:30
電話番号:023-674-7158
OFF STOREのステートメント
「OFF」は、あらゆる境界線を超えていくことを意味します。
ファッションを通じて誰もが自分らしくいられることに寄り添いたい。
OFF STOREを通じて、多様な人と人とが繋がり
サステナブルなファッションを、ともに「探し、見つけ、楽しむ」。
私たちはファッションのもたらす無限の可能性と力を信じています。
障がいの有無、年齢、ジェンダーに関わらず、あらゆる境界を超えて
お客さま・スタッフとともに、ワクワクと循環の輪を広げていきます。
Play circle with YOU!