私たちにとって「ファッションをもっと楽しむ」とは

A-Cross

結婚式に出席する服装は?お呼ばれドレスの選び方やコーデを紹介

結婚式に出席する服装は?お呼ばれドレスの選び方やコーデを紹介

結婚式にお呼ばれしたとき、服装に悩む方も多いのではないでしょうか。マナーを守りつつも、きれいにドレスアップを楽しみたいという方に向けて、結婚式のお呼ばれドレスの選び方や押さえておきたいマナーをご紹介します。
今回は、20代~30代に人気のアダストリアのブランド「Andemiu(アンデミュウ)」のデザイナーに、美しく見えるポイントやドレスのコーデのコツについて聞いてみました。
結婚式に出席する服装とマナーを押さえて、不安なくお祝いの席に参加できるようにお役立てください。

<目次>

  • 結婚式にお呼ばれしたときのドレス選びのポイント
  • 20代の結婚式のお呼ばれドレスコーデ集
  • マナー違反に注意!結婚式にふさわしくない服装の例
  • 結婚式のお呼ばれドレスはマナーを守っておしゃれを楽しもう

結婚式にお呼ばれしたときのドレス選びのポイント

結婚式にお呼ばれしたときのドレスは、結婚式の格式や開催時間などによって選び方は変わってきます。結婚式に出席する際にふさわしいドレスを選べるよう、以下のポイントを押さえておきましょう。

上品でエレガントなスタイルにまとめる

結婚式にお呼ばれしたときのドレスは、新郎新婦よりも目立たない服装で、上品でエレガントなスタイルにまとめることが大切です。
上品でエレガントなスタイルにするには、膝が隠れるスカート丈で、微光沢の素材やレース素材など高級感のあるドレスを選ぶようにしましょう。鎖骨のラインがきれいに見えたり、ウエストが引き締まって見えたりするなど、シルエットが美しく見えるドレスは上品でエレガントなスタイルになります。悪目立ちするような露出は控え、下着のラインを拾わない、ある程度生地の厚さのあるものを選ぶのもポイントです。

また、細見えさせたい場合は、骨格バランスを考えて、手首や足首など細い部分のすぐ上に袖丈やスカート丈がくることを意識してみてください。スカートであれば、ロング丈でもくるぶしが見えると細見えして、足元もすっきりと見えます。

細く見える丈の選び方


細く見える着こなしにするには、服の切り替えの位置に注目してみるといいでしょう。
例えば、働く女性に好印象を提供するブランド、Andemiu(アンデミュウ)のドレスはどこで切り替えれば一番美しく見えるかを考えて作っており、腰の位置を高めにデザインしています。目線が高くなるとIラインが強調され、足長効果が出る上に、食べてもおなかが目立ちにくいのも嬉しいポイントです。


みゆのコーディネートを見る

格式に合う服装を選ぶ

ドレス選びのポイントには、格式に合う服装を選ぶことも挙げられます。
洋装には格式が高い順に正礼装(フォーマル)、準礼装(セミフォーマル)、略礼装(インフォーマル)があり、親族の結婚式の場合はできるだけ正礼装に近い服装で、ネイビーのような落ち着いた色のほうが好ましいとされています。友人や同僚の結婚式の場合はイブニングドレスやカクテルドレスなどの準礼装、「平服でお越しください」という指定がある場合は二次会などに参加するワンピースなどの略礼装です。

なお、和装の場合は格式が高い順に黒留め袖、色留め袖、振り袖、訪問着などがあり、新郎新婦との関係性によって選ぶ着物が異なります。新郎新婦の親や近しい既婚女性は黒留め袖、主賓など一般ゲストより格式が高い場合は色留め袖、友人や同僚の場合は訪問着、未婚の場合は振り袖も可能となります。

格式は大事ですが、こだわりすぎず、新郎新婦や参列者に不快感や驚きを与えない服装にすることを意識してみるといいでしょう。

結婚式の時間帯に合わせる

結婚式の時間帯に合わせてドレスを選ぶこともポイントの1つです。洋装では、昼と夜で服装が異なるといわれていますが、日本ではそこまで意識されていることはあまりありません。一般的に、結婚式では時間帯に関わらず露出は控えめにしたほうが無難といえるでしょう。
なお、二次会のみに参加する場合は、ノースリーブなどカジュアルな服装が許されることもあります。

パンツスーツは会場の格式や参列者の傾向によって決める

パンツスーツは、スカートより格式が下とされますが、現在では会場の格式や参列者の傾向によっては気にしなくてよいことも多くあります。また、子ども連れで参加する場合、動きやすさを重視して、あえてパンツスタイルを選ぶ方も多くなっており、オールインワンスタイルも人気があります。

20代の結婚式のお呼ばれドレスコーデ集

20代になって、友人や同僚の結婚式に初めて出席するという方も多いのではないでしょうか。靴やバッグを含め、どう揃えたらいいのかとお悩みの方に向けて、お手本となる結婚式のお呼ばれドレスコーデをご紹介します。

くすみカラーのセットドレスなら甘さ控えめで大人な雰囲気に

Andemiu(アンデミュウ)では、どの世代でも一番人気なのがアーミーカーキ(ブルーグレー)のドレスです。寒色系のくすみカラーなので甘くなりすぎず、大人な雰囲気になるのが特徴です。

また、以下の写真のようにキャミワンピースとレースボレロ、シアーボレロの3点セットなら、色合いの統一感があり、着るだけでコーデが決まるだけでなく、他の結婚式に参加する際に雰囲気を変えることもできます。セットアイテムなら、結婚式のお呼ばれドレスを初めて選ぶ方も取り入れやすく、1つのドレスで違った着こなしを楽しめるのもポイントです。


KAORIのコーディネートを見る

春夏は明るめのカラー、秋冬はモーブカラーで季節感を演出する

結婚式などに参加する際のオケージョンコーデで季節感を出すことは難しいですが、季節感を意識したい方はカラーで演出してみてはいかがでしょうか。例えば、春夏のドレスはイエローやグリーンなど明るめのカラー、秋冬はほんのりグレーがかったパープルを指すモーブカラーにすると季節感を取り入れられます。

以下の写真のように同じドレスでもカラーで印象は変わりますので、実際に着てみて自分の顔映りのいいドレスを選んでみるのがおすすめです。


みゆのコーディネートを見る


くまりなのコーディネートを見る


miuのコーディネートを見る

他にも、季節感を取り入れるには、暑いときに網目が連なったレース生地のチュールを取り入れたり、シーズンによってレースの肌の透け方を変えたりする方法もあります。また、夏のアクセサリーはガラス製のアイテム、冬はパールにするといった違いをつけることもできます。

なお、寒いときにはショートジャケットを羽織ることもできますが、パンツスタイルの場合はシンプルになりすぎて式場スタッフと間違われないように、アクセサリーやコサージュなどでアクセントをつけましょう。

トレンドを意識してみる

結婚式に出席する際のドレスにファッションのトレンドを意識して選ぶ方法もあります。例えば、トレンドの透け感を取り入れるならチュール生地でキャミワンピやパンツドレスとレイヤードしてみるといいでしょう。また、スカート丈のトレンドは長めですので、足首が出るくらいの長さを意識してみるのもおすすめです。

トレンドのチュール生地のドレス


ぽんのコーディネートを見る


くまりなのコーディネートを見る

使いまわしが利くドレスにする

結婚式のお呼ばれドレスだけでなく、同窓会や謝恩会、パーティーなどさまざまなシーンで使いまわしが利くドレスなら重宝します。普段でも使いやすいドレスにするなら、落ち着いたシックな色がおすすめです。黒のワンピースの場合は、バッグや羽織りものに黒以外のカラーを取り入れてみましょう。

以下の写真のようなプリーツスカートなら上品さを演出してくれます。また、このアイテムは袖が取り外しできるので、暑い時期にも使える万能さも嬉しいポイントです。


みゆのコーディネートを見る

マナー違反に注意!結婚式にふさわしくない服装の例

ドレスアップを楽しみたくても、結婚式のマナーには注意したいところです。ここでは、マナー違反にならないよう、結婚式にふさわしくない服装の例を見ていきましょう。

<結婚式にふさわしくない服装の例>

  • 全身白や黒でまとめた服装
  • 麻などのカジュアルな素材、毛皮やファー、革など殺生を連想させる素材
  • 肌の露出の多いドレス
  • つま先や踵があいているパンプス、サンダルやブーツなどのカジュアル靴
  • 腕時計や目立ちすぎるアクセサリー

全身白や黒でまとめた服装

参列者の服装として、全身白や黒でまとめるのは、結婚式にふさわしくありません。結婚式に出席する場合、新郎新婦やその親族よりも格式を下げた服装にすることがマナーです。特に白のドレスは花嫁の特権ですので避けましょう。白っぽく見えるベージュなどの場合は、バッグや靴、羽織りものに濃い色を取り入れるのもおすすめです。

また、服装の一部に黒色を使うことは問題ありませんが、ドレスもストッキングも靴も全身黒にすると喪服を連想させてしまうため、結婚式ではNGとされています。
なお、ハンカチは白を用意するのがよいでしょう。

麻などのカジュアルな素材、毛皮やファー、革など殺生を連想させる素材

麻などのカジュアルな素材、毛皮やファー、革など殺生を連想させる素材は、結婚式にはふさわしくないといわれています。特に毛皮やファーなど毛が抜け落ちるものは、縁起が悪いとされるので気をつけたいところです。また、アニマル柄も同様に、苦手な方もいるので結婚式では避けたほうがいいでしょう。

なお、クラッチバッグの他にサブバッグを持つ際、その素材にも気を付けたいところです。オーガンジーや、でこぼことした楊柳(ようりゅう)という生地(縮(ちぢみ)とも呼ばれる)、微光択素材のフリル三段などの素材のサブバッグがおすすめです。

肌の露出の多いドレス

結婚式にふさわしくない服装には、肌の露出の多いドレスも挙げられます。胸元や背中が大きく開いているドレス、膝が見えるスカート、膝上までスリットが入ったスカートなどは避けましょう。夜の結婚式であればノースリーブは問題ありませんが、昼の結婚式の場合はボレロやストール、ジャケットなどの羽織りものを取り入れる必要があります。

また、足元は素足や黒いタイツなどはNGですので、肌色のストッキングを着用してください。ストッキングはほつれたり、破れたりすることもあるため替えを持っておくと安心です。

つま先や踵があいているパンプス、サンダルやブーツなどのカジュアル靴

結婚式に出席する際は、靴にも注意が必要です。つま先や踵があいているパンプスのほか、サンダルやブーツなどカジュアルな靴を避けるのがマナーです。特に、つま先は「妻が先立つ」を連想させて縁起が悪いため、つま先が見えない靴を選ぶようにしましょう。

また、別れを連想させるバイカラー、殺生を連想させるアニマル柄も避けたほうがいいといわれています。ヒールの高さに決まりはありませんが、細めのヒールのほうがスタイルはきれいに見えます。
なお、靴の素材は布製やエナメル革などがおすすめです。

腕時計や目立ちすぎるアクセサリー

結婚式に出席する服装では、アクセサリーにもマナーがあります。例えば、腕時計は時間を気にしているととられかねないことからマナー違反とされることがあります。また、格式が高い結婚式の場合、でこぼことした形のバロックパールはカジュアルな印象になるため、丸いパールを選ぶようにしましょう。

他にも、揺れるイヤリングやピアスなどは避けるべきといわれることもありますが、現代では大ぶりの目立つものでなければ気にされない場合もあります。結婚指輪や婚約指輪のほか、大きな宝石がついているような目立つものでなければファッションリングも問題ありません。

なお、フォーマルスタイルで暑さ対策するなら扇子を持っていくのがおすすめです。清潔感も大事ですので、髪型はアップスタイルにして、メイクやネイルは派手過ぎないように気をつけてください。

結婚式のお呼ばれドレスはマナーを守っておしゃれを楽しもう

結婚式に出席する際の服装にはいくつか守るべきマナーがあります。現在では気にされないこともありますが、せっかくのお祝いの席で悪目立ちしてしまわないように、マナーを守ってドレスアップを楽しみましょう。
今回紹介してくれたブランドスタッフのSTAFF BOARDでは、他のスタイリングや使用アイテムがチェックできます。ぜひ結婚式のお呼ばれドレスの参考にしてみてください。

■コーデ紹介してくれたショップスタッフ

<よくある質問>

Q1. 結婚式のドレスでNGな色は?

結婚式に出席する場合、全身白や黒でまとめるのは避けましょう。結婚式に出席する場合、新郎新婦やその親族よりも格式を下げた服装にすることがマナーで、特に白のドレスは花嫁の特権です。また、服装の一部に黒色を使うことは問題ありませんが、ドレスもストッキングも靴も全身黒にすると喪服を連想させてしまうため、結婚式ではNGとされています。

詳しくは「マナー違反に注意!結婚式にふさわしくない服装の例」をご確認ください。

Q2. 結婚式にNGな服装の素材は?

結婚式にNGなのは、麻などのカジュアルな素材、毛皮やファー、革など殺生を連想させる素材です。特に毛皮やファーなど毛が抜け落ちるものは、縁起が悪いとされるので気をつけましょう。また、アニマル柄も同様です。

詳しくは「マナー違反に注意!結婚式にふさわしくない服装の例」をご確認ください。

Q3. 結婚式はパンツスーツで出席してもいいですか?

結婚式にパンツスーツで出席することは、会場の格式や参列者の傾向によっては現在では気にしなくてよいことも多くあります。パンツスタイルは、スカートより格式が下とされますが、子ども連れで参加する場合、動きやすさを重視して、あえてパンツスタイルを選ぶ方も多くなっており、オールインワンスタイルも人気があります。

詳しくは「パンツスーツは会場の格式や参列者の傾向によって決める」をご確認ください。

おすすめ記事
『大人っぽい服装にするコツは?きれいめファッションのコーデ集』
『七五三での母親の服装は?ワンピースやスーツのコーデや選び方を紹介』
『もっと子育てしやすい職場を目指して。育休を取得した男性スタッフが考える、子育てと両立した働き方。』


Recent

Play fashion! HOME