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環境を守る

「第16回グリーン物流パートナーシップ会議」にて特別賞を受賞

当社は、株式会社アダストリア・ロジスティクス(当社100%子会社)および、東芝テック株式会社、ナクシス株式会社とともに、2017年12月13日に開催された「第16回グリーン物流パートナーシップ会議」において、「グリーン物流パートナーシップ会議特別賞」を受賞しました。

■受賞内容
「アパレルサプライチェーンにおける、電子タグを活用した環境負荷低減と生産性向上モデル事業」

■グリーン物流パートナーシップ会議とは(http://www.greenpartnership.jp/)
日本ロジスティクスシステム協会、日本物流団体連合会、経済産業省、国土交通省が主催する、物流分野のCO2排出量の削減を目的とした荷主企業と物流事業者の連携を支援する取り組みです。
物流分野における環境負荷低減、物流の生産性向上など、持続可能な物流体系の構築に関し、特に顕著な功績のあった事業者を年に1度、優良事業者として表彰しています。

■取り組み内容
RFID(電子タグ)を海外工場で商品に取り付け、最終検査工程での合格品点数を日本側と自動的に共有。日本側では、その情報を元に納品先店舗情報を海外工場に送ります。海外工場にて店舗ごとの仕分け作業を行い、店舗の最寄の港に商品が到着するよう最適な輸出ルートを選択することで、物流を効率化することができました。この度の取り組みによるCO₂の削減効果は75%と大きな効果を見込んでおり、この点が評価され、この度の受賞にいたりました。

また、RFIDの導入により一括検品が可能になり、物流センターでの入荷検品の作業時間は63%に短縮されました。店舗での棚卸作業時間も74%に削減され、大幅な作業負荷の軽減につながっています。輸入に掛かるリードタイムについても、店舗の最寄りの港から商品を配送することにより短縮されました。

当社はCSR重点テーマのひとつに「環境を守る」を掲げており、その中でもCO₂排出量の削減は企業として取り組むべき大きな課題と認識し、衣料品回収などを通じCO2排出量削減に向けた取り組みを定期的に行ってまいりました。この度受賞した事業は現在のところ試験段階ではありますが、今後も環境負荷削減に向けた取り組みを拡充していく考えです。